血ガス(けつガス)の基本
血ガス検査は、血液中の酸素と二酸化炭素のレベルを測定し、体の酸塩基平衡を評価する重要な検査です。 1
血ガスとは何か?
血ガス検査は主に以下の項目を測定します:
- 酸素(O₂): 血液中の酸素は2つの形で運ばれます - 少量が血漿に溶け込み(PaO₂として測定)、大部分はヘモグロビンと結合しています(SaO₂として測定)1, 2
- 二酸化炭素(CO₂): 体内で作られた二酸化炭素の量を示します(PaCO₂として測定)1
- pH値: 血液の酸性度を示す値です 1
正常値について
- 酸素分圧(PaO₂): 若い成人では通常80-100 mmHg(11-13 kPa)です 1, 2
- 酸素飽和度(SaO₂/SpO₂): 健康な成人では通常95-98%です 1, 2
- 二酸化炭素分圧(PaCO₂): 通常35-45 mmHgです 1
- pH: 通常7.35-7.45の範囲です 1
血ガス検査が教えてくれること
よくある異常とその意味
酸素に関する異常
二酸化炭素に関する異常
酸塩基平衡の異常
注意点
- パルスオキシメーター(指先などで測る機械)は一酸化炭素中毒では正確な値を示さないことがあります 1, 2
- 年齢によって正常値が少し変わります。高齢者(65歳以上)では酸素飽和度の平均は約95.5%で、若い成人(18-24歳)の96.9%より少し低くなります 1
まとめ
血ガス検査は体の中の「空気のバランス」を調べる大切な検査です。肺がうまく働いているか、体の中の酸とアルカリのバランスがとれているかを知ることができます。特に呼吸の問題や重い病気のときに役立ちます 1, 2。