アジスロマイシン1000mg単回+オーグメンチン(アモキシシリン/クラブラン酸)の適応症
アジスロマイシン1000mg単回投与とオーグメンチン(アモキシシリン/クラブラン酸)の併用は、主に市中感染性肺炎(CAP)の重症例や、β-ラクタマーゼ産生菌が疑われる呼吸器感染症に使用されます。
主な適応症
市中感染性肺炎(CAP)
- アジスロマイシン単回1000mg投与は、非定型肺炎病原体(マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラなど)に対して効果的です 1
- オーグメンチン(アモキシシリン/クラブラン酸)は、β-ラクタマーゼ産生菌を含む一般的な呼吸器病原体に対して広域スペクトラムを持ちます 2
- 以下の患者に特に推奨されます:
重症呼吸器感染症
- 入院を要する重症CAP患者では、広域スペクトラムの抗菌カバレッジが必要です 2
- ICU入室基準に合致する患者(重度の呼吸不全、血行動態不安定、代謝異常など)では、広域スペクトラム抗菌薬が推奨されます 2
β-ラクタマーゼ産生菌が疑われる感染症
投与方法と特徴
アジスロマイシン
- 単回1000mg投与は、従来の3日間または5日間レジメンと同等の効果を示します 1, 3
- 非定型病原体(マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラ)に対して高い効果を持ちます 4, 5
- 組織移行性が良好で、感染部位で高濃度を維持します 5
オーグメンチン(アモキシシリン/クラブラン酸)
- β-ラクタマーゼ産生菌に対して効果的です 2
- 肺炎球菌(S. pneumoniae)、インフルエンザ菌(H. influenzae)、モラクセラ・カタラーリスなどの一般的な呼吸器病原体をカバーします 2
注意点と禁忌
- ペニシリンアレルギー患者では使用できません(オーグメンチン部分)2
- アジスロマイシンは心臓伝導障害のリスクがあるため、QT延長のある患者では注意が必要です 4
- 耐性菌出現のリスクを考慮し、適切な適応症に限定して使用すべきです 4
- 小児の肺炎に対しても両薬剤は効果的ですが、投与量調整が必要です 6
治療期間
- アジスロマイシンは単回1000mg投与または3日間投与が一般的です 1, 7
- オーグメンチンは通常7-10日間投与します 2
- レジオネラ感染が疑われる場合は、治療期間を21日間に延長する必要があります 2
この併用療法は、特に重症例や複雑な呼吸器感染症において、広域スペクトラムのカバレッジを提供し、治療成功率を高めることができます。