ツイミーグとは
ツイミーグは鼓膜チューブ(鼓膜換気チューブ)のことであり、中耳炎の治療に使用される医療機器です。 1
鼓膜チューブの概要
- 鼓膜チューブは、鼓膜に小さな切開を加え(鼓膜切開術)、そこにチューブを挿入することで中耳の換気を行う治療法です 1
- チューブは数ヶ月から数年間留置され、中耳の換気と圧力の均等化を促進します 1
- 英語では「tympanostomy tubes」「ventilation tubes」「pressure equalization tubes」、英国では「grommets」とも呼ばれます 1
適応症
推奨される適応症
- 3ヶ月以上続く両側性滲出性中耳炎(慢性OME)で聴力障害が確認された場合 1
- 中耳貯留液(MEE)を伴う再発性急性中耳炎(AOM)の場合 1
- 前庭機能障害、学業不振、行動問題、耳の不快感、生活の質の低下などの症状を伴う3ヶ月以上続く慢性OMEの場合 1
推奨されない適応症
特殊な患者集団への考慮
- ダウン症候群、口蓋裂、永続的な聴力損失など、言語・学習障害のリスクが高い小児では、3ヶ月未満の滲出性中耳炎でもチューブ留置が考慮される 1
- 免疫抑制状態の患者、重度または持続性の急性中耳炎の既往がある患者、中耳炎の合併症(乳様突起炎、髄膜炎、顔面神経麻痺)の既往がある患者では個別の判断が必要 1
診断評価
- 鼓膜チューブ留置前には年齢に適した聴力検査を実施すべき 1
- 中耳貯留液の評価には以下の方法が用いられる:
鼓膜チューブ留置の利点
鼓膜チューブ留置の潜在的リスク
- 麻酔に関連するリスク 1
- チューブ留置後の耳漏 1
- 肉芽組織形成、チューブの閉塞 1
- チューブ脱出後の合併症(鼓膜硬化症、陥凹、持続的穿孔) 1
- チューブの早期脱出または内側化 1
- 処置に関連する不安や不快感 1
術後管理
- 医療提供者は、チューブの予想機能期間、推奨フォローアップスケジュール、合併症の検出について保護者を教育すべき 1
- 合併症としての耳漏(チューブ耳漏)は、経口抗生物質ではなく局所抗生物質点耳薬のみで治療すべき 1
- 日常的な予防的水予防策(耳栓、ヘッドバンドの使用、水泳やウォータースポーツの回避)は推奨されない 1
経過観察
- 鼓膜チューブを留置しなかった慢性OMEの小児は、貯留液が消失するまで、重大な聴力損失が検出されるまで、または鼓膜や中耳の構造的異常が疑われるまで、3〜6ヶ月ごとに再評価すべき 1
鼓膜チューブ留置は、適切な適応症を持つ患者に対して実施された場合、聴力、言語発達、生活の質を改善し、抗生物質使用を減少させる効果的な治療法です。しかし、すべての患者に適しているわけではなく、利益とリスクのバランスを慎重に評価する必要があります。